« あるテーマについて考え始めたとき、私には結論がないのです。 | トップページ | エースを出せ! »

2004.11.05

彼らには治療が必要だと言い募り、しかも犯罪者予備軍という恐ろしいレッテルまで貼って…

okiniiri.bmp

お気に入りフレーズ(18)


「行為障害」というレッテルが
多くの普通の少年たちや凶悪犯罪をおかした一〇代に
貼られるようになったのも、
ごく最近のことです。
アメリカ精神医学会が定めた『DSM(精神疾患の分類と診断の手引き)』に
「行為障害」が定義づけられてゆくのですが、
その真意として、
精神病院と学校カウンセラーという職業の仕事拡大運動という
以外の意味を見出すのは困難です。(中略)

一九八〇年代には「行為障害」という概念など『DAM』にすらなかったのです。
勝手に自分たちで定義しておいて、
その概念にあてはまる児童生徒の一〇%前後もいると断じ、
彼らには治療が必要だと言い募り、
しかも犯罪者予備軍という恐ろしいレッテルまで貼って
親と教師たちを脅かし始めたわけです。

――日垣隆『現代日本の問題集』

18-higaki.JPG

*読前:著者からのコメント――ここ数年、日本と世界は深刻な転換期を迎えている、ということに人々は気づき始めています。千年に一度あるかないかのエポックです。本書は、その変化の解明に真正面から挑んでみました。誰もがまだ覚えているはずの事件やニュースを素材にしながら、どう対処したらよいのか――。

**読後:★★★ 千年に一度あるかないかのエポックです、とはいうものの、はやくも忘れられようとしている題材、出来事も多く…。

***日垣隆『現代日本の問題集』講談社現代新書・2004.6.20第1刷


|

« あるテーマについて考え始めたとき、私には結論がないのです。 | トップページ | エースを出せ! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 彼らには治療が必要だと言い募り、しかも犯罪者予備軍という恐ろしいレッテルまで貼って…:

« あるテーマについて考え始めたとき、私には結論がないのです。 | トップページ | エースを出せ! »