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2005.03.11

「ほどほどにできない。てきとうにやれない」

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お気に入りのフレーズ(48)

 同じ派閥の大臣経験者を降ろして、ずぶの新人・岡田克也はともかく代議士一回生となった。
 岡田克也の選挙運動用ポスターには、「ほどほどにできない。てきとうにやれない」というコピーが書かれていた。

 的確な自己分析である。小学校の同級生も驚いたほどの徹底した原理・原則主義者に成長した岡田は、単身赴任で九段の議員宿舎に入居してきた。

 朝は早くから政策の勉強会に出席し、身を傾けるようにして重い鞄を手に携げ、しかも早足で歩く姿は昔から変らない彼の特徴である。〔略〕一事が万事、カタブツで、柔軟性に欠ける。

―― 榊原夏『岡田克也、父と子の野望』

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岡田克也、父と子の野望

■ 読前
 この男に日本をまかせられますか。岡田一族の百年。その生い立ちから、歴史観まで徹底追究。

 民主党の代表になった岡田克也という人物をご存知ですか? 東大法学部→通産省→自民党から初当選という彼の経歴や政治スタンスは意外に知られていない。二大政党時代の党首として一体何を考えているのか、安全保障や歴史観はどうなのか。

 岡田屋百年の商人の家系に育った岡田克也の真の姿に迫る書き下ろし評伝。


■■ 読後  ★
 めったに怒らない岡田が、不愉快な顔になり怒ることある、という質問が二つある。と、著者は書く。あまりにも多い党派の遍歴と、父のジャスコ関連だ、という。しかし、本書でその「謎」が明かされることはない。

 意味があいまいな本書のタイトル。岡田克也は、父なのか子なのか。中味も、たとえば対立軸に小沢一郎をおく記述など、あいまい。「一事が万事、カタブツで、柔軟性に欠ける」その岡田克也の魅力を語る本、出でよ。

■■■ 榊原夏『岡田克也、父と子の野望』2004.10・扶桑社

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