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2006.12.27

■ 闇権力の執行人|鈴木宗男

20061227yamisuzuki

たとえば私の疑惑の場合なら、捜査が始まっていない段階で「三井物産ディーゼル発電疑惑」「北方領土支援事業疑惑」「公設秘書ジョン・ムエテ・ムルワカ疑惑」といった案件をリークして、世論を「鈴木宗男=悪人」という方向に誘導する。

検察担当記者としては、検察からリークを得るのは悪いことではない。しかし、問題なのは、リークされた情報を最低限検証することもなく報道したり、そこから取材を進めて得た情報を検察に戻していることである。つまりこれだと、結果的に、特捜の手不足を補い、下働きを務めることになってしまうのだ。

ジャーナリストである記者が取材したことを書くのは当然のことだ。問題はない。しかし、再度いうが、自ら取材した情報を検察にもっていくと話は別だ。記者が検察の下働きをしていることになる。

しかし、それをしないと検察は追加的情報を流してくれない。情報がないと報道ができない。ここから構造的に検察と司法記者の癒着が生まれる。構造の問題だから、個々の検察官や新聞記者のモラルで解決することはできない。

        ――「第7章 騙されたメディア」

■ 闇権力の執行人|鈴木宗男|講談社|200512月|ISBN4062129213

★★★★

《キャッチ・コピー》

権力の中枢にいた者にしか、この本は書けない!

日本の中枢に巣くう暗黒集団の実態-「政治家」「検察」「官僚」「民間人」の邪悪なリンクによる闇の世界を、見聞した事実に基づき明らかにする。命を賭した初めての告白。

 日本と戦う|鈴木宗男/宮崎学/西部邁

■ 宗男の言い分|二木啓孝/歳川隆雄

■ 鈴木宗男研究|加藤 昭

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