« ■ 伝説の編集者 坂本一亀とその時代|田辺園子 | トップページ | ■ 編集者からの手紙――『週刊金曜日』と8年|山中登志子 »

2007.01.09

■ 大ヒット雑誌GET指令|小池りうも

20070109daihittokoike

読者は見えた、雑誌は好調、編集部貝がやる気満々、さらに時代がUSAファッション・ブームで湧きに湧いていた!

編集部に座っていても、とびっきりのネタがデスクに続々とアップされて来るのだ。〔…〕

この時期から、「BOON」の表紙には、「~をGETせよ」「安い店をジュウタン爆撃」「レア物に血まなこ」「~を一点買い」「超レア」{~が殿堂入り」{~を緊急確保」……etcと軍事・警察・時事用語が若者用語とミスマッチした、ど迫力の過激コピーが大暴れし始めた。

このコピーは車内吊りでも、若いコのみならず、サラリーマンにまで、おおいにアピール。

「BOON」は誌上で若いコに「緊急GET指令を出す雑誌」として、話題になっていった。

特に、GETは若いコにモノを買わせたいときの煽り用語として定着していった。例えば、「彼らがGETしたがる商品は・」とか、「いますぐGETしょうぜ」とか、いった調子で。

――「34 ブラック&スケーター急襲」

■ 大ヒット雑誌GET指令|小池りうも|新風舎|200408月|ISBN4797440090

★★★★

《キャッチ・コピー》

バブル元禄時代の90年。景気がいいから、毎日が楽しくってしかたない!! 昨日も今日もインポートブランドに身を固め、空間デザイナーの仕掛ける新店舗でシャンパンを抜く! 

 刺激と消費で笑いが止まらぬ、永遠の右肩上がりな幻想に踊る毎日。

そんななか、夜遊びと企画作成で夜も眠らず、ひたすらヒット雑誌の創刊を目指す、熱血ドジな女編集者ひとり。その目に飛び込んできたもの、それはボロボロの古着ジーンズを履いてストリートを闊歩する、渋カジ・チーマー達の群れ。リーバイス501××!な彼らに突撃し、創刊ネタをついにGET! 日本初の“ストリートファッション誌”は、こうして誕生した!

memo

 GETという日本語()は、バブル経済の産物だったのか。

|

« ■ 伝説の編集者 坂本一亀とその時代|田辺園子 | トップページ | ■ 編集者からの手紙――『週刊金曜日』と8年|山中登志子 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■ 大ヒット雑誌GET指令|小池りうも:

« ■ 伝説の編集者 坂本一亀とその時代|田辺園子 | トップページ | ■ 編集者からの手紙――『週刊金曜日』と8年|山中登志子 »