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2007.01.25

■ ペヨトル興亡史――ボクが出版をやめたわけ|今野裕一

20070125peyotorimano

べつにもったいぶって言うわけではないが、「ぺヨトル工房は本当に苦しくてやめますけど、読者の方々、それでよいですね」とどこかで問うていたのかもしれない。ぺヨトル工房がなくなることを惜しむ人はいるけれど、必要とする人はいないのかもしれない。そう悟らされたイベントでもあった。〔…〕

極端な言い方だが、今の読者は自分のことにしか興味がない。だからバックナンバーが単品単位で平均的に売れる。自分の興味のある本だけを買って帰る。隣にある同じ程度にマニアックな他ジャンルの本には目もくれない。そんな感じだ。〔…〕

ぺヨトル工房をだれも必要とはしないのだな、という覚悟は、ボクの気持ちを楽にした。必要とされていると考えていたこと自体、思い上がっていたのかもしれない。しかし、まだ出版をやめるつもりはなかった。休止宣言したことで、毎月本を出すというある種の義務からは解放されたから、もっと積極的になれると思った。

――「低迷の季節、休止宣言から解散宣言へ」

■ ペヨトル興亡史――ボクが出版をやめたわけ|今野裕一|冬弓舎|200107月|ISBN9784925220040

★★

《キャッチ・コピー》

雑誌「夜想」「WAVE」「銀星倶楽部」「ur」などを中心に8090年代の文学・アートシーンをトップスピードで駈けぬけた伝説のインディペンデント出版社、ペヨトル工房。

ペヨトル工房はなぜ「解散」しなければならなかったのか? 主宰・今野裕一と元スタッフたちが創業から解散にいたる20年をふりかえる。また、解散後の動きもリアルタイムで収録。ペヨトル・ファンのみならず、出版の未来を考える人にも必携の書。

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