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2007.01.16

■ 赤塚不二夫のことを書いたのだ!!|武居俊樹

20070116akatukatekri

小学館はこの年、『赤塚不二夫漫画大全集DVDROM』の刊行を決めた。〔…〕

その作業の最中の平成一四年四月、赤塚は脳内出血で倒れ、手術を受けた。一命はとりとめたが、その後、眠り続けることになってしまった。〔…〕

僕の編集者生活は、赤塚担当で始まった。そして、赤塚大全集で終わった。赤岡と僕は、完成品の第一号を持って、入院中の赤塚の枕辺に立った。

眠っている赤塚に、僕は語りかける。

「赤塚不二夫が、この小さな箱の中に、全部入ってるよ。先生、とってもいい出来だよ」〔…〕

何か、意地の思いことを言いたくなる。

「先生さ、つまんない作品も、山ほど描いてるね。それも全部入れたからね。口がきけたら、あれ外せ、これも外せとか、うるさいだろうな」〔…〕

僕が赤塚のことを言うなら、こうかな、と思う。

「女好き、大酒を飲む子供、小心者、歩く幼稚園、泣き虫、マザコン、人情家、天才漫画家」

そして最後は、「不死鳥」と結ぼう。

不死鳥だったら、立ち上がって、四文字言葉を叫んでみろよ!!

僕は、その一ケ月後の八月一八日、小学館を停年退社する。

■ 赤塚不二夫のことを書いたのだ!!|武居俊樹|文藝春秋|200505月|ISBN9784163670805

★★★★

《キャッチ・コピー》

昭和41年に小学館に入社し、平成14年に定年退社するまでの36年間、僕はずっと漫画部門に在籍した。たくさんの漫画家を担当した。その数は200人にのぼる。

その中で、一人だけ特別な漫画家がいる。赤塚不二夫だ。よく描いた!よく飲んだ! 伝説の赤塚番「武居記者」がぜ~んぶ書いたのだニャロメ。

memo

著者は小学館「少年サンデー」編集者。ジュニア(社長の息子)の前にすわって彼は言うのだ。「入社試験受けずに小学館へ入ったの、あなただけだよ」 ジュニアも負けずに言い返す。「武居さん、はっきり言って、僕はあなたが嫌いです」(本書145ページ)

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