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2007.01.13

■ 戦後名編集者列伝|売れる本づくりを実践した鬼才たち|桜井秀勲

20070113senngosakurai

中央公論社ほど、人材を豊かにもっていた出版社はないだろう。なぜこれほどすぐれた社員ばかり集まったのか、また、そんな優秀社員ばかりいながら、なぜ読売の手を借りなければならなかったのか? の疑問は、出版界に在籍する人たちの多くが抱いているに違いない。

私はこの疑問を何人かの同社編集者に聞いたところ、異口同音に「一兵卒がいなかったからだ」と答えている。出版部なら全員が幹部になる能力、素質をもっていてもいいが、雑誌編集部になるとそうはいかない。ある程度タテ型の命令系統ができていないと、編集長はやりにくい。〔…〕

ある時期から編集会議での意見は平等であり、編集長の意見やプランなども通らなかったようだ。一つにはイデオロギーや組合的論理が入りこんでいたからでもある。そこでこの社の名編集長は、他社のそれと大きく違ってくる。雑誌をグングン伸ばした人が名編集長かというと、そうとはいえない。うっかりすると「読者に迎合した」という理由で、部下の部員たちから吊るし上げを食うからだ。

■ 戦後名編集者列伝|売れる本づくりを実践した鬼才たち|桜井秀勲|編書房/星雲社|200309月|ISBN4434030116

★★★★

《キャッチ・コピー》

名編集者と呼ばれる人は何人もいるが、マス・マーケットで成功した人は少ない。この本に登場する編集者は知恵と才能とひらめきと努力で、自らの編集者人生を切り開き、売れる本をつくり出してきた人々だ。

memo

■ 本日発売――女性誌編集長の物語|桜井秀勲

■ 出版界・表通り裏通り|桜井 

 中央公論社の問題については、↓これが詳しい。

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