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2007.02.21

■ 下流志向――学ばない子どもたち 働かない若者たち|内田樹

20070221karyuutida

……できれば少しはやめに大学教師の生活からはリタイアして、余生は武道の道場で地域の子どもたちを教えることで過ごそうと思っています。

江戸時代の地方の藩にあった小さな町道場のようなものを建てて、そこで武道をやりたいという子どもたちを教える。武道で身を立てたいという若者がいたら、なんとか自立できるように世話を焼いてあげる。

どうも家にいづらいという子どもがいたら道場に泊めて、ご飯を食べさせて、代わりに掃除や家事の手伝いをさせて書生として使う。

学問がしたいという子どもがいたら、原書講読をする。哲学も文字も教える。週末になると仲間を集めて宴会をして、麻雀をやる。

そういう開かれたアジールのような、寺子屋のような、道場のような、コミュニティの拠点を作りたいんです。

■ 下流志向――学ばない子どもたち 働かない若者たち|内田樹|講談社|2007 01月|ISBN9784062138277

★★★★

《キャッチ・コピー》

日本の子どもたちの勉強時間は年々短くなり、いまや世界でも最低水準になってしまった。彼らは、積極的に「学び」から逃避している。その結果が学力低下を招いているのである。

格差社会ニッポンのなか、逃げ続ける新しいタイプの弱者たち。

このままでは日本社会に未来はない。

なぜこのような事態が訪れたのか、処方箋はあるか──いまもっとも注目される論者が、難問に挑む!

memo

 なぜ子供たちは勉強しないのか、なぜ若者たちは就労しないのか。読めば読むほど絶望的になるが、ここでは内田先生の“私的処方箋”の部分を紹介。

内田樹■「おじさん」的思考

内田樹■子どもは判ってくれない

丸谷才一■書きたい、書けない、「書く」の壁

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