« ■ 魂の森を行け――3000万本の木を植えた男の物語|一志治夫 | トップページ | ■ 東京大学「80年代地下文化論」講義|宮沢章夫 »

2007.02.02

■ 小沢昭一的新宿末廣亭十夜|小沢昭一

20070202sinnjyukuozawa

その志ん生師匠のお宅へ伺った時に、いろんなお話を伺ったんですけど、その中でも、わたくし、感動した言葉がございます。それを申し上げまして、お別れしたいなど思うんです。

ほんのちょっとの短い言葉なんですけど。さっきも申し上げましたように、冷やでお酒を召し上がっているんでね。

「師匠、あれですか、やっぱり御酒(ごしゅ)が一番お好きなんですか」

なんて聞いたんですよ。そうしたらひと言。

「ウーン、ビールは、ビールは小便になって出ちまうけれごも、酒は、うんこになる」(爆笑)

すごい奥の深いことをおっしゃる方でございますね。(笑・拍手)並大抵の人じゃ言えないお言葉でございましてね。(笑)ずいぶんいろんなお話を伺ったんですが、これが一番わたくしの心に、強く強く残っている名言なんでございます。(笑)

――「【第二夜】志ん生師匠ロングインタビュー」

■ 小沢昭一的新宿末廣亭十夜|小沢昭一|講談社|2006 07月|ISBN9784062134781

★★★★

《キャッチ・コピー》

これぞ話芸!

寄席を満員札止めにした「奇跡の10日間」

……でも落語はやりませんでした。小噺に毛のはえた程度のことはやれるとしても、当方、キラ星の如き昭和の名人を聴き込んできてますからね、とてもじゃないが、畏れ多くて、コワくてやれやしません。でも、どうしても、いちど10日間の高座に上ってみたいという思いは強く、そこで、むかしの寄席の想い出、つまり心に残った芸人さんのお噂などを、「随談」と称して、トロトロおしゃべりする高座でお許し頂いたのです。<本書より>

小沢昭一■あたく史外伝

小沢昭一■散りぎわの花

|

« ■ 魂の森を行け――3000万本の木を植えた男の物語|一志治夫 | トップページ | ■ 東京大学「80年代地下文化論」講義|宮沢章夫 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■ 小沢昭一的新宿末廣亭十夜|小沢昭一:

« ■ 魂の森を行け――3000万本の木を植えた男の物語|一志治夫 | トップページ | ■ 東京大学「80年代地下文化論」講義|宮沢章夫 »