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2007.02.26

■ 書評家〈狐〉の読書遺産|山村修

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山村さんは一言で言うなら、「深く味わう人」なんだな。生きることの中心が味わうということにある人なんだな。深く味わう力を培ったのは、たぶん死に対する強くて鋭敏な感受性なのだろう、と。

八月十四日。〈狐〉兄からの電話でその死を知った。肺ガンの治療も順調で、勤め先を辞めて本格的に文筆活動に入り、『〈狐〉が選んだ入門書』と『花のほかには松ばかり』があいついで出版されたばかりだったのだが……。

でも、山村修さんは幸せな五十六年を生きたと思う。たくさんの書物をはじめ、愛するものを、そして自分のいのちを、誰よりも深く味わって生きたのだから。さようなら〈狐〉。私はもうしばらくこの世に残って、〈狐〉好みの青空を探す。

――中野翠「さようなら〈狐〉」

■ 書評家〈狐〉の読書遺産|山村修|文藝春秋|2007 01月|新書|ISBN9784166605521

★★★★

《キャッチ・コピー》

惜しくも早逝した稀代の読書人が、ガンと闘いながら遺した「本を読む人生」最後の68冊。

志ん朝の落語からプルーストまで、坂本龍馬の手紙からコナン・ドイルまで。古今東西の名著からマイナー作家の愛すべき作品までを、ひたすら味わい尽くした、最後の読書案内。

山村修■ 書評家〈狐〉の読書遺産

山村修■ 気晴らしの発見

山村修■ 禁煙の愉しみ

〈狐〉■ 狐の書評

〈狐〉■ 野蛮な図書目録

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