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2007.07.06

池田晶子■ 14歳の君へ――どう考えどう生きるか

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「自然を守ろう」と、最近は誰もが言うようになっている。

洗剤を海に流すのはやめよう、資源を節約して森林を守ろう、身近なところから自然環境を保護してゆこうとね。

このこと自体は、たぶんとても大事なことだ。今や地球上の厄介ものの人間が、そういう姿勢に変わらない限り、自然の荒廃は食い止められないからだ。

だけど、ここでちょっと気がつかないか。「自然を守ろう」というこの考え方自体が、すでに矛盾を含んでいる。

つまり、自然と人間とを最初から別々のものとして見ているということだ。人間と、その外側でこれを取り巻く自然環境というふうに見ているんだ。

人間と自然とを、そんなふうに最初から対立するものとして見ている限り、「自然保護」という考え方も、じつは「自然破壊」の裏返しにすぎないのじゃないだろぅか。やっぱり人間の倣慢、人間の身勝手なんじゃないだろうか。

――「自然」

■ 14歳の君へ――どう考えどう生きるか|池田晶子|毎日新聞社|2006 12月|ISBN9784620317885

★★★★

《キャッチ・コピー》

君たちの人生は始まったばかり。どう考え、どう生きるべきか。考えることに終わりはない。友愛/個性/勉学/歴史/戦争/自然/言葉/お金 ほか。『14歳からの哲学』の著者が贈る、哲学的人生論。

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