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2007.07.02

星野博美■ 謝々!チャイニーズ――中国・華南、真夏のトラベリング・バス

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どこへ行っても、なんとなく足が向いてしまう場所とそうではない場所がある。

私はどの街へ行っても、最初の一日はとにかく街じゅうを歩き回り、気に入った場所を探すことにしている。それは街によって、大きな老木だったり川岸だったり、一本の路地だったり飯屋だったりと、特にこれといった法則はない。

一日目に見つからなければ、二日目もそうする。何日も見つからないと、私はその街に入ることができない。物理的には入っていても精神状態が宙ぶらりんになる。

気に入った場所が見つかり、そこへ通うようになると、その周辺で暮らす人々は私の存在を無視できなくなる。もともと他者への好奇心が強い人たちだ、気になって仕方がない。

あんた、そこで何してる。

 そうして出会いは生れた。

■ 謝々!チャイニーズ――中国・華南、真夏のトラベリング・バス|星野博美|情報センター出版局|1996 02月|ISBN9784795820227

★★★★★

《キャッチ・コピー》

ベトナム国境から上海まで改革開放・海外流出のメッカ、華南をバスで行く。こんな中国見たことない、聞いたことない。超新鋭のアジアン・ノンフィクション、デビュー。

memo

 某図書館でやっとみつけた星野博美のデビュー作。鄧小平クロネコ・シロネコ時代の中国、東興から北上し寧波までの旅行記。

 第8章寧波(ニンポー)は、圧巻。

星野博美■ 転がる香港に苔は生えない

星野博美■ のりたまと煙突

星野博美■ 迷子の自由

◆ 365冊の中の10冊(4)――佐藤優/星野博美

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