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2007.08.30

あさのあつこ■ バッテリー Ⅴ

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人におもねる必要はない。馴れ合う必要はない。卑屈に従うことも、自分の想いを抑え込んでしまう必要もない。

しかし、人を拒んでは野球はやれない。人を愛しいと知って、初めて、本当の野球ができるのだ。

それは、グラウンドに渦巻く仲間の掛声や、向かってくる相手の気迫や、怒声や歓喜を、生身の身体で受けとめることだった。生身の身体から出た声や感情や動きを、生身の身体で受けとめる。人を愛しいと思わなければ、できないことだ。〔…〕

巧、人を拒むな。人を疎むなよ。

有り余まる才能にも強靭な精神にも肉体にも、おそらくは運にさえも恵まれているだろう孫に、深く欠落しているものがあるとすれば、野球は生身の人間が絡まり合って初めて野球になるという認識だ。

それを知らないままでいることは、いずれプレイヤーとしての致命的な傷となる。だから、伝えたかったのだ。

■ バッテリー Ⅴ|あさのあつこ|角川書店|2006 06月|文庫|ISBN9784043721054

★★

《キャッチ・コピー》

「何が欲しくて、ミットを構えてんだよ」──天才スラッガー門脇を有する横手との試合を控え、練習に励む新田東中。だが、巧と豪のバッテリーは、いまだにすれ違ったままで…?

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