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2007.08.29

あさのあつこ■ バッテリー Ⅳ

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自分をさらけ出せない人間は、脆いのだ。脆いて泣いて、弱きも脆さもさらけ出せる者の方が、強くてしなやかなのかもしれない。

しかし、マウンドはそのための場所ではなかった。脆く所でも、しゃがみ込む所でも、頭を抱えて泣く所でもない。ボールを投げる。ただ、そのためだけの場所なのだ。

あいつは、そのことを知ってるんだ。誰に教えてもらわなくとも、たぶん本能として、知ってる。

俊は、立ち続ける原田のプライドの高さが嫌だと言った。だけど、それは必要なんだ。ピッチャーがピッチャーである限り、ボールを投げることだけに拘り続ける、そのために立ち続けるプライドは、絶対、必要なんだ。

俊、弱きや脆さをさらけ出す潔さなんて、ピッチャーにはいらねえんだよ。さらけ出して、それで立ち直れる程度のやつなんて、マウンドに立ち続けることができねえんだ。

■ バッテリー Ⅳ|あさのあつこ|角川書店|2005 12月|文庫|ISBN9784043721047

★★★

《キャッチ・コピー》

「自分の限界の先を見てみたい。自分の力を見きった先に行ってみたい」

強豪横手との練習試合で完敗した巧たち。自分では巧の球を受けきれないのでは、という恐怖心を感じてしまった豪は…!

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