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2007.10.21

朝日新聞社■ ロストジェネレーション――さまよう2000万人

20071021asahirosuto

ロストジェネレーションは成熟した日本社会に生まれ、消費活動においても人生の選択においても、個性を重視し、他の人と違うことに意味を見出してきた世代である。「ナンバーワンよりオンリーワン」という言葉の流行が、それを象徴している。

この世代の登場と軌を一にして、日本社会で「自」という字を含む言葉が多く使われるようになった。自分らしさ」「自分探し」「自己実現」のように。

だが、皮肉なことに、「失われた10年」を経て日本社会のルールが大きく変わったとき、この世代に押し付けられたのは、「自己決定」「自己責任」という二つの言葉だった。

就職などの人生における選択は「自己決定」であり、その結果としての低賃金や不安定労働はすべて「自己責任」である――。そんな考え方が蔓延した。すべてが市場経済に収斂される社会で、彼らは、人生におけるさまざまなリスクをすべて自分一人で引き受けることを求められた。

戦後60年が経ち、家族や地域、職場といった旧来の共同体は、輪郭をあいまいにしている。地縁、血縁という名のセーフティーネットをほぼ失った日本社会で、ロストジェネレーションは、この状況に「個」として立ち向かうことを強いられている。

果たして、それでいいのだろうか。

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■ ロストジェネレーション――さまよう2000万人|朝日新聞社「ロストジェネレーション」取材班|朝日新聞社|2007 07月|ISBN9784022503091

★★★

《キャッチ・コピー》

景気回復から取り残され不安定な雇用に悩み、悪戦苦闘している2535歳の世代。

もうすぐ日本社会の中核を担う彼らの現状に迫る。

彼らの行く末が、日本社会の運命を決める。沈黙のマジョリティーが、動き出す。

『朝日新聞』連載に大幅に加筆して単行本化。

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