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2007.10.29

吉田篤弘■ それからはスープのことばかり考えて暮らした

20071029yoshidasorekaraha

この町に住もうと決めたのは、郊外の住宅地に似合った二両編成の路面電車がのんびり走っていて、歩いてもゆける隣駅の近くに、学生のころからよく通っていた古い映画館があったからだ。

最初は、そちらの町に住もうかとも考えたのだが、自分の住み暮らすところに映画館があると、映画館にゆくときの、あの何ものにも代えがたいときめきが失われてしまう気がした。

その点、隣の駅なら近いうえに路面電車にガタゴト揺られてゆく愉しみも残される。

越してきて、まだ一カ月とたたないのに、もう、そうしてガタゴトと四回も通ってしまった。

*

*

■ それからはスープのことばかり考えて暮らした|吉田篤弘|暮しの手帖社|2006 08月|ISBN9784766001303

★★★★

《キャッチ・コピー》

何よりレシピに忠実につくることが大切なんです…。ある町に越してきた映画好きのオーリィ君と、彼にかかわる人たちとの日々の暮らしを描く短編集。

memo

 感情がささくれだっているとき、

登場人物がみんなやさしく、

 時間がゆったりと流れるこういう本を読むと、

 ほのぼのとした気分になって、

 いい。

吉田篤弘・文/フジモトマサル・絵■ という、はなし

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