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2007.10.28

吉田篤弘・文/フジモトマサル・絵■ という、はなし

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――たとえば読書。

電車の中で読みふけっていて、降りるべき駅に到着したとき、必ず「あと5ページで読了」というタイミングになる。小説であれば、物語は最終局面を迎え、手に汗を握ったりしているところだ。

ああ、このまま読んでいたい。

でも、降りないと。

読みながら降り、読みながら駅のベンチに腰かける。

『走れメロス』も『明暗』も『Yの悲劇』も『ドグラ・マグラ』も『80日間世界一周』も、そうして駅のベンチで読了した。

待ち合わせに遅刻したこともある。

が、ときに車中で読み終えてしまうと、なんだか味気ない気にもなる。

――「希有な才能」

*

*

■ という、はなし|吉田篤弘・文/フジモトマサル・絵|筑摩書房|2006 03月|ISBN9784480803955

★★★

《キャッチ・コピー》

1枚の絵に触発された想像力は、思いもかけない世界へと読む者をいざなう―。全編、読書する動物が登場する、喜怒哀楽24本入りの小さな絵物語集。

memo

筑摩書房のPR誌『ちくま』掲載。表紙絵が先に描かれ、文が後追いだそうだ。吉田篤弘は〈クラフト・エヴィング商會〉名義も。

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