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2007.12.10

田中義晧■ 世界の小国――ミニ国家の生き残り戦略

20071210tanakasekaino

また近年は、ミニ国家の存在を新たな視点から見直そうという気運が生まれている。

資源面、環境面で最も脆弱な立場にあるミニ国家こそ、地球が抱える諸問題に警告を発する、いわば「アラーム」の役割を担うと考えられるからだ。

ミニ国家こそ、環境問題をはじめ、いわゆるグローバル・イッシューズ(地球規模の問題群)に対して最も敏感で、最も強い影響を受ける立場にある。国連前事務総長コフィ・アナンが指摘したように、小島嶼国の国民が最も集中的に地球温暖化、海面上昇などの影響を受け、その意味で、環境悪化の「最前線」に置かれているとも言える。

こう考えると、小島嶼国は地球がこれから環境的に生き残れるか否かを示す、いわばバロメーターの役割すら担っており、その存在意義がもっと認識されるべきであろう。

――「小国が拓く新時代」

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■ 世界の小国――ミニ国家の生き残り戦略|田中義晧|講談社|2007 09月|ISBN9784062583978

★★★★

《キャッチ・コピー》

ツバルのドメイン名ビジネス、バハマのオフショア金融センター、ルクセンブルクの欧州外交戦略…。大国ではありえない個性的でしたたかな国家運営をする小さな国々。

最高の政治的贅沢か、それとも国際社会のお荷物なのか? 世界の国家数の二割強を占め、今後も増え続けるであろう小国の魅力と、小ささゆえの有利性と不利性を国際関係論のエキスパートが論考する。

memo

百科事典的ガイドとして手ごろ。

神保哲生■ ツバル――地球温暖化に沈む国

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