佐野真一■ この国の品質
「インターネットの利便性については、いまさらいうまでもありません。しかし、取材する立場からいうと、情報の在り処にいきなり“着弾”してしまうインターネットの取り扱いについては、十分注意する必要があります。
インターネットによる情報検索が、あたかも取材行為のように思えてしまうことが、最大の罠なのです。
情報検索は、私流に言うなら、ヘリコプターのホバリング(空中旋回)のようなものです。情報の上空でホバリングしながら、それと対話を繰り返すことが、取材なのです」
――「本」は死なない
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■ この国の品質|佐野真一|ビジネス社|2007年 11月|ISBN:9784828413914
★★
《キャッチ・コピー》
日本の、日本人の劣化は止まらないのか!?閉塞感ただよう日本社会、「読む力」=「人間力」の衰退。あるく、みる、きく、かく、佐野流の時代を読み解く視点がここにある。
《memo》
講演、時事エッセイ、ルポの3本立て。著者も断っているが重複があまりにも多い。佐野真一もこんな本づくりをするようになってしまったのか。
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