日本経済新聞社:編■ 日経五つ星の美術館
日本経済新聞社が全国の主な公立美術館の実力を格付けする「美術館の実力調査」を実施したところ、総合評価で最高ランクの「5つ星」(偏差値70以上)に横浜美術館、愛知県美術館、東京都写真美術館、静岡県立美術館、神奈川県立近代美術館、東京都現代美術館の6館が入った。〔…〕
いずれも展覧会やコレクション収集といった美術館固有の活動が優れているだけでなく、街の活性化に一役買ったり、子供向けに充実した美術学習の機会を提供したり、といった市民とコミュニティーへの貢献活動が活発である。
さらに自治体からの予算が削られる中でも美術館運営の足腰が比較的安定しており、高い水準でバランスのとれた実力を示していた。入場者数などの統計数字だけでは見えてこない、健闘ぶりが浮かび上がった。〔…〕
(1)美術館の基盤業務である展覧会の企画、作品の収集・保存、調査・研究活動の充実度を指す「学芸力」、(2)入場者数の多きや美術館運営の安定度を測る「運営力」、(3)学校や医療・福祉施設、商業施設とも連携したコミュニティー活動をとらえる「地域貢献力」
――この3分野の実力を測定した。〔…〕
――第1章 美術館の「質」を問う
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■ 日経五つ星の美術館│日本経済新聞社:編|日本経済新聞出版社|2007年 10月|ISBN:9784532166410
★★★★
《キャッチ・コピー》
公立134館初の格付け!学芸、運営、地域貢献の3つの力を総合し、最高ランク「五つ星」に輝いたのは6館。あなたの街の美術館は、星いくつ―。
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