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2008.02.19

篠田正浩/斎藤慎爾:責任編集■ 阿久悠のいた時代――戦後歌謡曲史

20080219akuyu

今、若い世代で作詞をする人たちは皆、ワープロやパソコンで横書きなんですよ。僕は手書き、縦書きでしょう。僕と一緒に仕事をして、「手書き縦書きの詩を初めて見た」と言うんですよ。〔…〕

だって、横書きの詩なんて、読む時には目と首を横に動かして全部イヤイヤと否定する動作になるでしょう? だけど縦書きだと上下に動かすからウンウンと肯定になる。だから全部すうっと入っていく。〔…〕

読む人の呼吸、読んで納得して次の行へいってという生理はやはり縦書きだと僕は思うんですね。小説の文体にしろ詩にしろ、観念だけじゃなくて生理的なものは非常に重要なわけですから、生理的に気持ちよくスルリと入ったものは頭の中にとどまってくれる。

――インタビュー・創作で一番大事なのは工夫

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 阿久悠のいた時代――戦後歌謡曲史│篠田正浩/斎藤慎爾:責任編集|柏書房|2007 12月|ISBN9784760132751

★★★

《キャッチ・コピー》

歌謡曲黄金時代を築いた不世出の作詞家の全体像に迫る、決定版アンソロジー。

追悼・阿久悠/阿久悠と戦後歌謡曲/“文庫”解説集成/対談・インタビュー/阿久悠作品集/阿久悠の歌/シナリオ・瀬戸内少年野球団

memo

ピンクレディの『ペッパー警部』は『ピンクパンサー』のクルーゾー警部、『S0S』は江利チエミが歌っていた『ガイ・イズ・ア・ガイ』=『男はみんなオオカミよ』、そして『ウォンテッド』は片岡千恵蔵の多羅尾伴内のパロディだったということを本書で知った。

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