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2008.03.01

長島孝次■ 神戸 昭和レトロ集

20080301nagashimakobe

「弁天浜の立ちん坊」と題し、日雇い労務者(アンコとも呼んだ)の立ちん坊の文章を書いたので、立ちん坊その2としておこう。今や音楽と言えばTPOに応じてLP、ステレオ、CD、カセットテープ、有線、カラオケ、録音用デジタル、インターネットの進歩、普及も進み様々な形で楽しめる。

しかし、当時(戦後10年、昭和30年前後)庶民の娯楽場である、ダンスホール、音楽喫茶、アルサロ勿論、高級なキャバレー、ナイトクラブでも音楽は生バンドの演奏に頼るしかなかった。

然し、毎晩のことだから時折様々な理由でバンドマンに欠員が出来る。その場合、エキストラを助っ人として連れてくる以外に仕様がなかった。

そして市内の公園等にフリーのミュージシャンの溜まり場が在り、商売道具の楽器(否、唯一の財産と言うべきか)を抱え、雇い主からお声が掛かるのを待っていた。つまり立ちん坊ミュージシャンである。

「オーィ、トランペット1人」、「誰かサックス出来るか」等とバンド側から呼びに来ればその日の仕事にありつける。時にはストリップショー出演の話が来るのを待つ「女タチンボー」もいたと聞いた。

――立ちん坊ミュージシャン

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■ 神戸 昭和レトロ集│長島孝次|神戸新聞総合出版センター|2007 07月|ISBN9784343004208

★★

《キャッチ・コピー》

神戸で生まれ育った著者が、幼少期からの記憶を辿り、懐かしい昭和の神戸をご案内。

memo

「市内の公園等」とあるが、公園名など場所が特定されていないのが惜しい。六甲に空港があったなど、知らない話も多い。自費出版本。

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