« 浅草キッド■ お笑い男の星座 2(私情最強編) | トップページ | かずといずみ■ 貧乏姉妹物語(1)~(4) »

2008.04.06

『kamipro』編集部■ 殺し――活字プロレスの哲人井上義啓追悼本

20080406koroshi

松島 叔父が最初に抗がん剤治療をしたときに髪が抜けてね。あたしが行ってる美容院の子に「ちゃんと髪を揃えてくれる?」って聞いたら、「いいですよ」って言ってくれて。

で、一応その子に「プロレスって好き? 井上って知ってる?」って言ったら、「まさか…。井上編集長ですか?ウソでしょう!?」って驚いて信じないの(笑)。〔…〕

で、「サインがほしい」言うてね、キレ〜イな美容室に叔父のサインを掛けてるの。芸能人とかのサインと並んで一緒に(笑)。

 でも、そのサインをもらうのが大変でね。叔父は「そんなの書かないよ!!」って拒否するんですよ。だからいろんな雑談をしてる機嫌のいいときに「ちょっと字い書いてみる? 名前だけでいいから書いて」って色紙出して。

名前だけではしょうがないから、「何か言葉を入れようか」って。そうしたら、“プロレスとは底が丸見えの底なし沼”って書いたんです。あたし、これがいい言葉やなと思ってねえ。

―― それは井上さんの歴史に残る名言なんですよ!

松島 ああ、あたしは知らんかったけど、これはいい言葉やなあって。プロレスだけじゃなくて、ほかのことにも当てはまるからね。あともう一枚の色紙には“プロレスとは感覚である”って書いて。

――編集長とすごした日々 松島弥生(井上義啓・姪)

*

*

■ 殺し――活字プロレスの哲人井上義啓追悼本│『kamipro』編集部|エンターブレイン|2007 03月|ISBN9784757734593

★★★

《キャッチ・コピー》

プロレスという“底が丸見えの底なし沼”に生涯を捧げた男―!! 嵐山のほとりで、街の喧騒の片隅で、プロレス者の集う喫茶店で、鬼の棲む公園で―プロレスを思考し続けた哲人の凄味。

memo

 1970年代後半、I編集長が1人で執筆していたタブロイド版の『週刊プロレス』を愛読していました。

|

« 浅草キッド■ お笑い男の星座 2(私情最強編) | トップページ | かずといずみ■ 貧乏姉妹物語(1)~(4) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 浅草キッド■ お笑い男の星座 2(私情最強編) | トップページ | かずといずみ■ 貧乏姉妹物語(1)~(4) »