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2008.04.19

紙屋高雪■ オタクコミュニスト超絶マンガ評論

20080419kamiyaotaku

ぼくは漫画を愛しているオタクである。同時に、コミュニストでもある。〔…〕

政治家の話す言葉の一つひとつがうさんくさく、〔…〕、政治というメインカルチャーの言葉は、どこかはくらの生理的感覚を離れた「うそうそとしたもの」としてそこにある。

他方で、ぼくの知っているある若い左翼の学生は、「自分は『機動戦士ガンダム』で戦争と平和を学んだ」と語った。虚構であるサブカルチャーこそが、現実と同じくらい、あるいは現実以上に、ぼくらオタクにとって生き生きとしたリアリティをつむいでくれるというわけである。

いまのところ、コミュニストであるぼくと、オタクであるぼくは、完全には重ならずしばしば分裂している。

しかし、できればガンダムを語るとき、あるいは漫画の美少女を語るときのような垂延せんばかりの生理的リアリティと同じようなリアリティで、政治を語れるようになりたいと思っている。

*

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■ オタクコミュニスト超絶マンガ評論│紙屋高雪|築地書館|2007 11月|ISBN9784806713562

★★

《キャッチ・コピー》

ふだんは、30代の普通のサラリーマン+真面目な共産主義者だが、ひとたび漫画を見つけると、漫画評論家に変身。漫画評論の人気サイト『紙屋研究所』所長。

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