ニルス・プラネル/橘明美・訳■ 僕が猪瀬事務所で見たニッポン大転換
そう、日本男性はまったくもって日本女性に受けが悪い。
日本の社会学者たちは少子化の原因をあれこれと挙げてみせるが、男性に魅力がないという肝心の点は指摘されたことがない。
だが現実には、日本の男性軍はサムライ時代の男性優位を引きずったまま現代に適応できずにいるので、解放された女性軍にとっては魅力がないのだ。
それにいまでは女性も経済的に自立しているから、余計に男性への関心が薄くなる。つまり、独立万歳、さようなら、私はもうごめんだわ、というわけだ。
――第3章 変わらない日本
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■ 僕が猪瀬事務所で見たニッポン大転換│ニルス・プラネル/橘明美・訳|草思社|2007年 12月|ISBN:9784794216649
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《キャッチ・コピー》
猪瀬直樹事務所スタッフとして小泉改革に遭遇したフランス人青年が、大改革に揺れる日本を卓越した観察眼で描く。日本の秘めた可能性を照らしだす出色の記録!
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