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2008.05.21

斎藤美奈子■ 本の本――書評集1994ー2007

20080521saithohon

書評は「予習」、すなわちバイヤーズガイドとして利用するという方が、たぶんいちばん多いでしょう。新刊書を買おうか買うよいか迷っているとき、何かおもしろい本がないかど探しているこき、新聞や雑誌の書評は、たしかに貴重な情報源といえます。

とはいうものの、書評は「予習」より「復習」のために読んだほうがおもしろい。それが私の実感です。「復習」とはすでに読み終わった本の書評を読むことです

本を読む行為は基本的に孤独です。しかし、そこに一編の書評が加わると、世界は何倍にも膨らみます。同じ本を読んだはずなのに、あまりの受け取り方のちがいに驚いたり、その本の新しい価値を発見したり、ときには書評のおかげではじめて意味がわかったり。

そのため私は、気になった書評があったら切り抜いておき、該当する本を買ったらすぐ、見返しに貼りつけるようにしていました。〔…〕

一冊の本を読み通した後のプラスワンの「ご褒美」として、この楽しみは他に代えがたいものがあります。

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 本の本――書評集19942007|斎藤美奈子|筑摩書房|2008 03月|ISBNN9784480814876

★★★★

《キャッチ・コピー》

膨大な本の山と格闘し続けた戦いの記録とも言える本書は、じつは書評家・斎藤美奈子の「初の」書評集である(と「あとがき」では語られる)

こんな本だとは知らなかった、こんな本があるとは知らなかった、などたくさんの発見があること間違いなし。

memo

 厚さ5㎝、730ページ。で、目次を工夫したつもり? が、めちゃくちゃ分かりにくい。

斎藤美奈子■ それってどうなの主義

斎藤美奈子■ たまには、時事ネタ

斎藤美奈子■あほらし屋の鐘が鳴る

斎藤美奈子■文学的商品学

斉藤美奈子■男性誌探訪

斎藤美奈子■誤読日記

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