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2008.05.11

米原万里■ 米原万里の「愛の法則」

20080511yoneharaaino

第三期、つまり繁殖能力を失ってしまうと同時に寿命も尽きるというのが男の一生なんです。ある意味で男の存在価値そのものが性生活にあるんです。

なぜならば、人類の本流である女に環境に関する情報を伝えることが使命なはずだからです。それゆえに、勃起能力とか性の能力を上げることに、男の人は血道を上げるのです。〔…〕

考えてみれば、男という産めない性は、女との関係において人類としての使命を全うするという宿命を背負っているんですね。〔…〕

第四期の女の寿命はすごく長いですね。長いということは、つまり女を卒業してから、男との関係性がなくても長いのです。これは女が人類の本流であるということを、非常に雄弁に物語っています。〔…〕

というわけで、私ももう第四期なんですけれども、男との関係性から解放されて、次の世代をつくるという人類の使命から解放されて自由になったとき、人として非常に楽しく生きるべきなのではないか、それが使命でもあるのではないかとさえ思っています。

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■ 米原万里の「愛の法則」│米原万里|集英社|2007 08月│新書|ISBN9784087204063

★★★★

《キャッチ・コピー》

稀有の語り手でもあった米原万里、最初で最後の爆笑講演集。

世の中に男と女は半々。「女が本流、男はサンプル」という衝撃の学説!?を縦横無尽に分析・考察する。

また“国際化とグローバリゼーション”では、この二つの言葉はけっして同義語ではなく、後者は強国の基準を押しつける、むしろ対義語である実態を鋭く指摘する。

四つの講演は、「人はコミュニケーションを求めてやまない生き物である」という信念に貫かれている。

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