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2008.05.09

岡野宏文/豊崎由美■ 百年の誤読――海外文学篇

20080509toyosakiokano

世界の名作に対し数々の暴言を放つ不時な一冊ではありますが、二人のお喋りが皆さんの読書欲を少しでも刺激できたらこれに勝る歓びはありません。

一時期、「あらすじで語るなんたらかんたら」的なブックガイドが書店を賑わせていたようですが、個人的にはその手の本に対しては複雑な気持ちを抱いています。「あらすじだけでわかると思うなよ」、そう毒づきたくなるのです。

どんな傑作の魅力も、どんな駄作の欠点も、あらすじを読んだだけでは決して決してわかるものではありません。また、岡野さんやわたしが「面白くない」と腐している本が、あなたにとっても面白くない本とはかぎりません。

10人いれば10通りの読み方がある。それが名作の名作たるゆえんです。どうか、この本を読んでわかった気にだけはならないで下さい。

――豊崎由美  百年への船出にあたって

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■ 百年の誤読――海外文学篇│岡野宏文/豊崎由美|アスペクト|2008 03月|ISBN9784757214569

★★★★

《キャッチ・コピー》

20世紀に発表された世界の名作文学100タイトルを希代の本読み2人が徹底分析し、その真価を問い直す! 大胆不敵&痛快至極の文学対談エンターテインメント再び。

memo

20世紀の日本のベストセラーをバッサバッサと語り斬る”国内篇と違い、ここでは100冊のうち両者とも★★★★★が32冊も……。

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