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2008.07.29

小川洋子■ 科学の扉をノックする

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「サイエンスは理詰めの世界です。客観的、論理的です。それを私たちは昼の科学と呼んでいます。科学者が講義をしたり、学会などで発表するのは昼の科学、デイ・サイエンスについてです。

ところがサイエンスにはもう一つ裏街道があるんです。主観的で想像性豊かな感性の世界、ナイト・サイエンスです。〔…〕

もっとすごいのはミッドナイト・サイエンスです。電気を消して、お酒を飲んで、理性を半分くらい麻痔させた時に科学者の直感、霊感が発揮されることもあります」〔…〕

「要するに大きな仕事は、あるところから常識を超えないと駄目なんです。理性だけではないんです。ジャンプするのです。証拠はあるの? と言われたら証拠はない。

しかし必ずこうなるはずだ、あるいはならせてみせます、という研究者の直感や心意気が大切になってくる。極端な場合、間違いから始まったりもします」〔…〕

――3章 命の源“サムシング・グレート”村上和雄と山の上のホテルにて

*

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■ 科学の扉をノックする|小川洋子|集英社|ISBN9784087813395200804

★★★☆☆

《キャッチ・コピー》

酒蔵に音楽を流すと酵母が活発化し、うまい酒ができるのは、微生物にも音を感受する“心”があるからか。

大地震の前兆として、大気の様子や動物の行動に異常が起こる。

これらは疑う余地のない厳然とした事実なのだが、いまの科学の枠組みでは捉えることができない…。そんな驚くべき現象とこれを追究する人々をリポートし、21世紀の「英知」のさまざまな胎動を探る。

小川洋子■ 博士の本棚

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