布施哲也■ 官製ワーキングプア――自治体の非正規雇用と民間委託
埼玉県志木市が、「職員数を619人から301人として、将来的(20年後)には30人から50人とする」と、明らかにした時、正直驚いた。〔…〕
志木市の特色を探すとすれば、行政パートナーという存在となる。この行政パートナーは、名称が少し変わっているが、志木市の各施設で働いている職員に他ならない。〔…〕
このように、法で定める最低賃金すれすれで民間委託――実際には雇用するのだが、行政のあり方としてどうなのだろうか。法規制を逃れるためか、市民団体を介し、しかも「有償ボランティア」という名称を被せているが、その内実は、非正規職員を雇用していることに他ならない。
自治体としてのポリシーはどうなるのだろうか。そして、そこで行政パートナーとして働く志木市民の意識はどうなのだろうか。パートナーという、何か耳に心地よく聞こえる名称がついてはいるが、その本質は、最低賃金で働かされる自治体の非正規職員に他ならないからだ。
市民は自治体のパートナーにはなれないということも知るべきだろう。
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■ 官製ワーキングプア――自治体の非正規雇用と民間委託|布施哲也 |七つ森書館 |ISBN:9784822808709 |2008年07月
★★☆☆☆
《キャッチ・コピー》
“生活が保障され、安定している”と思われていた公務員もワーキングプアに!数百万人ともいわれる、自治体に働く嘱託・臨時職員、民間委託の実態がはじめて明らかに。
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