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2008.11.01

中山千夏■ ぼくらが子役だったとき

20081101nakayamabokura

東京・下北沢の本多劇場を僕が常打ちにしていたある日、40度の熱が引かなくて、体が言うことを利かない。

医者は「脱水状態で危険だからすぐ入院を」と。ところがおふくろは、「放っといてください。死ぬんだったら舞台で死なせますから」。〔…〕

 僕はそのとき意識はないんです。妹によると、母は僕の耳元で「あんたさ、今日お客さん満杯なのよ。ケツが痛かろうが、頭が痛かろうが、お客には関係ないんだから。舞台で倒れりやお客は納得するよ。早く出なよ」って言ったらしいです。

おれはそのまま舞台に出て行った。

――梅沢富美男

*

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■ ぼくらが子役だったとき|中山千夏 |金曜日|ISBN9784906605460 200808

★★★☆☆

《キャッチ・コピー》

体験者が自らが語る「子役」に状況と意見を集大成。 松島トモ子/小林綾子/長門裕之/浜田光夫/四方晴美/柳家花緑/小林幸子/和泉雅子/水谷豊/風間杜夫/矢田稔/弘田三枝子/和泉淳子/梅沢富美男

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