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2008.11.28

須田泰成:監修■ 笑論――ニッポンお笑い進化論

20081128syowron

記憶に新しいところだけでも、《つぶやきシロー》、《テツandトモ》《三瓶〉、《ダンディ坂野》、《波田陽区》などが、その持ちギャグと共に、早々にフェイドアウトしていってしまいました。〔…〕

TVのバラエティー番組のほとんどが(番組のコストを下げ、効率を上げるために)ひな壇に大勢のゲストを並べてトークさせる形となったため、少しでも人気が出始めると、毎週あちこちの番組にゲストとして招かれるようになり、その露出量は短期間で急激にアップしていきます。

しかも一発ギャグでも持っていようものなら、どこの番組に出てもそれを要求されるため、

*

どうしても短期間のうちにワンパターンな印象を視聴者に与えてしまい、アッという間に飽きられてしまうのです。

(《レイザーラモンHG》の「フォ〜!」や《長州小力》の「キレてないですよ」を毎日のように聞かされて、いい加減飽き飽きした人も少なくなかったでしょう。最近では《ムーディー勝山》の歌や、《小島よしお》の「そんなの関係ねぇ〜」も、だいぶ食傷気味かと思います)。〔…〕

やがて、消費しつくされ、骨と皮だけになった芸人は、第一線からはじき落とされて、「あの人は今」のカテゴリーにしか居場所を見つけることができなくなってしまうのです。

*

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■ 笑論――ニッポンお笑い進化論|須田泰成:監修 |バジリコ |ISBN9784862380913 200805

★★★☆☆

《キャッチ・コピー》

日本の《笑い》の栄枯盛衰をこの一冊に! 演芸場~映画~ラジオ~テレビ~インターネット…メディアの変遷とともに独自の進化を遂げていった「日本の“笑い”」を多面的・文化的に考察した、画期的『笑論』をこの一冊に結集。

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