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2008.12.21

小泉吉宏■ まろ、ん?――大掴源氏物語

20081221koizumimaron

原作にはなかったかもしれない「輝日宮」の帖

『源氏物語』を知っている人はなじみのないタイトルに「おや!」と思ったかもしれない。そう、「輝日宮」の帖は、通常の『源氏物語』には入っていない。

ただ鎌倉時代の藤原定家の注釈書『源氏物語奥入』に「一説には 二 かかやく日の宮 この巻なし」とある。

一説によると第二帖「輝日宮」は、初めはあったらしいが、定家の時代にすでになかったという意味だ。

今では片鱗すら知られていない。それをここであえて描いたのは、藤壷とまろの最初の密事や、六条御息所とのいきさつを明確にしておいた方が、後の物語展開が自然になるからである。

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■ まろ、ん?――大掴源氏物語|小泉吉宏 |幻冬舎 |ISBN9784344001497 200202

★★★★☆

《キャッチ・コピー》

構想6年から制作3年。「源氏物語」にはまった著者がおくるかわいい、おもしろい、よくわかる「源氏物語」。1帖8コマ、全54帖の大掴源氏物語。解説もまじえ、オールカラーかき下ろし。

memo

源氏物語のストーリーを12ページのまんがで忠実に紹介という離れ業。

20081221maron

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