« ■源氏物語&関連本 | トップページ | 原武史◆昭和天皇 »

2009.01.02

城山三郎◆そうか、もう君はいないのか

20090102sakamotoheibon

2月に入ると、衰弱が目立つようになり、やがて起き上がれなくなって、モルヒネも使うようになった。ああ、もう別れるんだ、本当におしまいなんだ、と覚悟した。

2000224日、杉浦容子、永眠。享年68

あっという間の別れ、という感じが強い。

癌と分かってから4ケ月、入院してから2ケ月と少し。

4歳年上の夫としては、まさか容子が先に逝くなどとは、思いもしなかった。

もちろん、容子の死を受け入れるしかない、とは思うものの、彼女はもういないのかと、ときおり不思議な気分に襲われる。容子がいなくなってしまった状態に、私はうまく慣れることができない。

ふと、容子に話しかけようとして、われに返り、「そうか、もう君はいないのか」と、なおも容子に話しかけようとする。

*

*

◆そうか、もう君はいないのか|城山三郎 |新潮社|ISBN9784103108177 200801

★★★

《キャッチ・コピー》

甦る面影、声にならぬ悲しみ。最期まで天真爛漫だった君よ……。亡き妻との人生の日々を綴った、凛として純真な愛あふれる「妻との半生記」。感涙の絶筆。

memo

巻末の著者の次女の一文が、夫婦の“実像”を伝える。

|

« ■源氏物語&関連本 | トップページ | 原武史◆昭和天皇 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ■源氏物語&関連本 | トップページ | 原武史◆昭和天皇 »