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2009.03.23

井上ひさし◆ボローニャ紀行

20090323inoueboronia

人口38万のボローニャには、たくさんのミュゼオがあります。ミュゼオとは、美術館や博物館や陳列館のことをいいますが、それが市内に37もあります。

ついでですから、ほかの施設の数も挙げておくと、映画館が50、劇場が41、そして図書館が73です。

さて、この37のミュゼオは、どれをとっても第1級で、半端なものは一つもありませんが、ここの産業博物館は、その独得なおもしろさにおいてほかに類をみないもののように思いました。〔…〕

「使われなくなった施設でも壊したりしない。改造し修理して、現在と未来のために、再活用する」というボローニャ精神がここでも発揮されていました。〔…〕

産業博物館のセディオーリ館長の言葉が甦ってきました。

「困難にぶつかったら過去を勉強しなさい。未来は過去の中にあるからです。学校や博物館というのは、そういうところなのです」〔…〕

「困難にぶつかったら過去に学ぶ」

そういえば、これこそボローニャ方式の第一の要諦でした。

*

*

◆ボローニャ紀行|井上ひさし |文藝春秋|ISBN9784163690902 200803

★★★

《キャッチ・コピー》

歴史に学び、市民が知恵と愛情を結集して、イタリア有数の豊かな街となったボローニャ。「ボローニャ方式」っていったいどんなこと?

memo

紀行というより“町おこし”ボローニャ方式の紹介。

井上ひさし■樋口一葉に聞く

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