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2009.03.24

小島正美◆誤解だらけの「危ない話」

20090324kojimagokai

では、何が平均寿命を延ばしているのか。所得格差が少ないことだ。

経済格差が少ないと人々の心は健康的になる。地域での連帯感は強くなり、職場での嫉妬やうつも少ないだろう。地域での家族間の交流も強いはずだ。友情も芽生えるだろう。つまり、格差が少ない方が、人々に夢と希望を与え、心の健康をもたらすのだ。〔…〕

これからの日本は平均寿命が低くなる可能性がある。それは決して電磁波や食品添加物、遺伝子組み換え作物のせいではない。

これから重要になるのは、経済格差が生み出す健康リスクだ。

電磁波や食品添加物をいくら規制しても、平均寿命は延びない。健康リスクも下がらない。

今子供も含め人々に必要なのは、夢や希望、学校や職場でのゆとり、教師と生徒の楽しい関係、地域や家族内の温かい交流である。

そうした社会的な要因の改善が健康リスクを減らすのだということをぜひ知っておきたい。

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◆誤解だらけの「危ない話」――食品添加物、遺伝子組み換え、BSEから電磁波まで|小島正美 |エネルギーフォーラム |ISBN9784885553523 200809

★★★

《キャッチ・コピー》

メディアによる不安増幅のメカニズム。メディアの記者たちは、どのような意識で記事を書いているのか。記者たちの思考法はどうなっているのか。メディアとの協調とチェックのあり方も考える。著者は毎日新聞編集委員。

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