山崎武也◆シニアこそ都会に住もう――田舎暮らしは不安がいっぱい
足腰立たなくなったら、最後には人の助けを借り人に頼って生きていかなくてはならない。だが、それまでは、自分が清く正しく美しく生きてきたことに自信を持って、毅然たる態度を貫き続けていく。
それを人が見習ってくれればいい。だが、そうしないからといって、口を差し挟んで戒めようとはしないことだ。〔…〕口で教えようとするのは、説教をすることである。
説教は押し付けであり、押し付けは相手の事情も斟酌しない、自分勝手な言動であり、一方的な強制でしかない。
それは民主的な手法には相反するもので、人に拒否されても仕方がない。
人々が自主的にいいと思って、積極的に受け入れようとしなかったら、どんなにいいことであっても、何らプラスの効果を生み出すことはない。
誰もが憧れるようなライフスタイルを確立して見せれば、自然に人々は追従し真似るようになる。そのための舞台としては、人々が多く集まる都会のほうが効果的であるのは疑いないだろう。
――「毅然として生きる」
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◆シニアこそ都会に住もう――田舎暮らしは不安がいっぱい|山崎武也 |PHP研究所 |ISBN:9784569704975 |2009年02月
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《キャッチ・コピー》
都会の空気のなかで「洗練された若さ」をつくる。定年後こそ「わがままに」生きようとの提案。
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