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2009.03.30

高橋文夫◆雑誌よ、甦れ――「情報津波」時代のジャーナリズム

20090330takahashizassi

総合誌や大衆誌がこの世の春を謳歌していた時代、その最大の読者層は日本的中産階級であった。

だがいまや、支えていてくれた読み手は力を失い空洞化しつつある。金銭的な余裕や時間的なゆとりが減って、雑誌をなかなか手に取ってくれない状況になっているのだ。

新中間大衆の多数の人々が誰でも彼でも、並みの出来ばえの雑誌にも手を伸ばしてくれた古きよき時代は、もはや過去のものである。〔…〕

雑誌はいまや、日本的中産階級の共同幻想を振り払い、読者層を細分化して設定し、それに合わせて中身を提供していくことが求められている。

と同時に、現場からのオリジナル報道の強化、和らぎや安らぎの機能の提供、再認識の手立てとしての役割や評価情報の強化など、ゲゼル化社会に対応した「雑誌力」を高める工夫をこらす必要に迫られている。

◆雑誌よ、甦れ――「情報津波」時代のジャーナリズム|高橋文夫 |晶文社 |ISBN9784794967404 200902

★★

《キャッチ・コピー》

相次ぐ雑誌の休廃刊。雑誌づくりの現場で仕事をしてきた著者が、ウェブ時代に現代の雑誌はどうあるべきか方向を示し、雑誌再生、ひいてはジャーナリズム再生の途を探る。

亀和田武■ この雑誌を盗め!

田中達治■ どすこい出版流通

坪内祐三■ 私の体を通り過ぎていった雑誌たち

浜崎広■ 雑誌の死に方――“生き物”としての雑誌、その生態学

稲垣太郎■ フリーペーパーの衝撃

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