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2009.05.22

柴田元幸/高橋源一郎◆柴田さんと高橋さんの「小説の読み方、書き方、訳し方」

20090522shibatatakahashi

柴田 歴史の本を読めば歴史がわかるし法律の本を読めば法律がわかるんだけど、

文学を読むとなぜか文学がわかるのではなくて人生がわかると考えられていた時期があったわけですよね。

そう考えると、要するに今まではもしかしたら人格形成のために小説を読むことが正しいとされていたわけですが、それは実は不純な読み方だったかもしれなくて、

今は要するに正しい読者だけが残っているのかなという気もしますね。

高橋 僕もそう思います。今までが不純文学というか、読み方が不純だった。

それこそ明治文学は藤村とか鴎外とか淑石の小説を読むことで、

「そうか、人はこうやって大人になっていくんだ」

っていうことを教育されるという、まあ社会的教育システムの一環としての小説の役割がはっきりあったと思うんです。〔…〕

柴田 だから小説家が「先生」だったんですね。

 ――高橋さんと柴田さんが選んだ60冊で考える「小説の読み方」日本文学篇

*

◆柴田さんと高橋さんの「小説の読み方、書き方、訳し方」|柴田元幸/高橋源一郎|河出書房新社|ISBN9784309019178200903

★★★

《キャッチ・コピー》

小説は“読む”だけではもったいない!書いて、訳して、また読んでみたらあなたも小説を100倍楽しめます!日本を代表する作家と翻訳者が贈る初の“三位一体”小説入門。

柴田元幸:編◆昨日のように遠い日――少女少年小説選

高橋源一郎■官能小説家

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