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2009.05.05

柴田元幸:編◆昨日のように遠い日――少女少年小説選

20090505shibatakinou

「ちょっと待って」とヴァーニヤが言いました。「ぼくは自分についての話を書くつもりなんだよ」

「あなたについての話はもうあるわよ」と小さなレーナちゃんが言いました。

「そんなの、あるわけないよ」とヴァーニヤが言いました。

「あるんだってば」と小さなレーナちゃんが言いました。

「どこにあるのさ?」とヴアーニヤが驚いて言いました。

「『昨日のように遠い日』っていう本を買いなさいよ。そこにあなたについての話が載ってるわ」と小さなレーナちゃんが言いました。

ヴアーニヤは『昨日のように違い目』を買いました。そして、みなさんがたった今読んだのと同じおとぎ話を読みました。

――「おとぎ話」

◆昨日のように遠い日――少女少年小説選|柴田元幸:編|文藝春秋|ISBN9784163275208200903

★★★

《キャッチ・コピー》

まさに恐るべき子どもたち。世界中、あらゆる時代、国から選りすぐったユニークな名作・逸品が勢ぞろい。

memo

思い出したくもなかった()少年の日が甦る。

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