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2009.05.24

佐藤優:責任編集◆現代プレミア――ノンフィクションと教養

20090524sathonon

重松 ええ、一挙に100枚を掲載するような雑誌は、ほとんどなくなりましたね。いまは出版社から、「100枚の原稿があるのなら、あと50枚加筆して新書で」と言われてしまう。

『月刊現代』はA5判でしたが、あのサイズで100枚掲載されると、読むときには、ページを二十数回めくることになる。その身体性というか、ページをめくるたびに伝わってくるものは凄かった。雑誌には、サイズが持つ力もあると思います。

いとう ああいう雑誌がなくなると、雑誌特有の文化も失われてしまう。

重松 目次にいろいろならんでいるという……。

いとう そうそう。執筆者からすれば、「なんでコイツとならばなきやいけないんだ」みたいのがあるけれど(笑)、それがいい。

雑誌は都会の喧騒ですよ。ぶっ違いになっているから面白いんだ

新書なんて田舎の駅で一人たたずんでいるようなもの。誰とも出会わなけ。書き手も読み手も出会わない。

――いとうせいこう・武田徹・重松清「ネット時代のノンフィクション」

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◆現代プレミア――ノンフィクションと教養|佐藤優:責任編集|講談社|ISBN9784063793529200905月|ムック

★★★★

《キャッチ・コピー》

ノンフィクションの逆襲が始まる。一流の「書き手」でありプロの「読み手」でもある10人が、知的好奇心を刺激し、心を揺さぶる名品を1000冊厳選。

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コメント

はじめまして。この濃密な雑誌に打たれしばらくノンフィクションに嵌りそうです。

投稿: zhuangyuan | 2009.06.14 05:44

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