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2009.06.13

高島俊男◆お言葉ですが…(別巻 1)

20090613takashimaokotoba

この現代国語なるもの、ぜんたいこれは何を教える教科なのであるか。それがよくわからんね。物理や化学、あるいは数学や英語などだったらわかる。生徒の従来知らぬ知識を教えるのである。

ところが国語教科書にのっているいわゆる「現代文」というのは、当該学年のなみの生徒なら、別に先生に教えてもらわなくとも読めばわかる程度のものである。〔…〕

教科書を通覧するに、どうも文学を教えようというのであるらしいんだね。しかし「日本語」と「文学」とは、もちろんイコールではない。

そりゃ文学の授業課目があったってかまわないよ。音楽や美術もあるんだから。

しかしそれなら音楽や美術とならべて芸術科目として、やりたいものはやりなさい、くらいでよかろう。

こういうのは各自の好みの問題だからね、興味のないものに強制的にやらせるほどのことではない。

――「おれなら子供やめたくなる」

*

◆お言葉ですが…(別巻 1)|高島俊男|連合出版|ISBN9784897722313200805

★★★

《キャッチ・コピー》

ファン待望のお言葉シリーズ続巻。週刊文春掲載以外で著者が雑誌に発表してきた、言葉をめぐる面白エッセイを集めた1冊。一部、未発表のエッセイおよび本書のための書き下ろしを含む。

memo

いわば横丁のご隠居のうんちく話。

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