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2009.09.01

永江朗◆本の現場――本はどう生まれ、だれに読まれているか

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論壇誌・総合誌が読まれなくなったのは、もちろん論壇がつまらなくなったことが大きいけれども、「余計なものまで一緒にパックされたものは欲しくない」という気分が働いているからではないか。それは新聞を読まない人が増えているのも同様だと考えられる。

ニュースに関心がなくなったわけではない。でも、読まないページにまでお金を払うのは「ムダ」だという気分が根のところにあるのかもしれない。

だとすると、新書ブームや新聞ばなれの向こうで起きているのは、「知的好奇心のタコツボ化」ともいうべき現象ではないのか。

特定のものだけに関心を向け、他には無関心になる。

しかもそれは無気力的な無関心というよりも、関心を向けたりそこに時間やお金を費やすことを「損」と捉える感情である。目の前の利益に直結しないことを全てリスクと捉える時代の気分を反映している。

――「新書ブーム」

◆本の現場――本はどう生まれ、だれに読まれているか|永江朗|ポット出版|ISBN9784780801293200907

★★★

《キャッチ・コピー》

30数年で新刊が約4倍に増えた。この「新刊洪水」のからくりを知りたい─そんな動機から取材がはじまった。「本の現場」でいまなにが起こっているのか。

memo

本書は再販本ではない。定価ではなく希望小売価格が表示されている。

永江朗■ 新・批評の事情――不良のための論壇案内

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