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2009.09.13

出久根達郎◆本を旅する

20090913dekunehonnwota

世に1冊しか無いとされてきた、藤村操の偽著『煩悶記』の2冊目が発見され、話題になっている。

従来「謎の本」扱いされてきた本だが、2冊目が出現したことで、ますます謎が深まった。古書業界では、世に1冊あれば、同じ本が45冊はある、といわれている。〔…〕稀覯本とは、そういうものなのである。まず、うわさが広がることが必要だ。

うわさとは、あの本はものすごく高い、という単純なことである。

謎の数々。『煩悶記』の現存数がなぜ少ないのか。発売禁止の処分が下されたのは、いつか(発禁なのに出版広告が堂々と出ている事実は先に述べた)。発禁当時、読書界の話題にならなかったのは、なぜか。真の筆者がこの本を語らない理由。

何より不思議は、古書マニアが、なぜ探し回らなかったのか。

――「謎」

◆本を旅する|出久根達郎|河出書房新社|ISBN9784309017570200603

★★★

《キャッチ・コピー》

与謝野晶子と誤植、川上眉山と樋口一葉とその妹、ボースと中村屋相馬夫妻、あの藤村操の幻の書『煩悶記』がついに現れた!?本の世界をどこまでも遡る234篇の旅。

memo

稀覯本にして珍本、発禁本にして偽書『煩悶記』をめぐる一連の話がおもしろい。

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