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2009.11.16

河内孝◆血の政治――青嵐会という物語

20091116kawachichino

中川 福田さんは派閥解消を唱えたが、結局、派閥に負けた。派閥がすべてになってしまった。

石原 中川さんも、もはや青嵐会という枠を一歩出て派閥結成に踏み切るべきだ。

三塚 単に青嵐会を派閥にしても意味がない。政治は力、力は数だ。中間派を呼び込んだ幅広い連合を図るべきではないか。

浜田 思想のない者が何人集まっても、しょせんは烏合の衆だ。

三塚 そうだろうか……、中川さんを慕って政治行動をともにしたいという人は多いが、「青嵐会には極端な人がいるから……」と二の足を踏んでいる人も多い。

浜田 オレのことを指しているなら、オレはいつでも身を退くよ。中川がそれで派閥の領袖になれるというなら。

玉置、三塚 (正座して深く頭を下げる) ハマちゃん、ありがとう。そう言ってくれるのを待っていたんだ。

◆血の政治――青嵐会という物語|河内孝|新潮社|ISBN9784106103254200908月|新書

★★

《キャッチ・コピー》

血判で契りを交わし、武道館で決起集会を行い、全国紙に意見広告を出した。いつでも口角泡を飛ばし、脚光を浴びた政治集団「青嵐会」。今、政治に求められている“何か”が彼らにはあった。太く、短く、謎多きその軌跡をあらためて現在に問う異色ノンフィクション。

memo

著者は元毎日新聞記者。上掲は、197811月、自民党総裁選予備選で福田赳夫が大平正芳に敗れたあと、青嵐会幹部が集って中川派を結成しようとするときのやりとり。中川一郎、石原慎太郎、三塚博、浜田幸一、玉置和郎……。いまその2世たちが大臣級の代議士。

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