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2009.12.24

北方謙三◆三国志(13の巻)

200912kitakatasan13

「いい眼だ。その輝く眼を、失わないようにされよ」

孔明が、懐からなにかを出した。

「これは、鏡だ。西域から運ばれてきたもので、まあめずらしいのが取柄であろう。銅の鏡などと違って、割れる。焼物のようなものだと思われよ。

これから、思い悩むこともあろう。その時、この鏡に自分の顔を映してみるといい。卑怯なことはしていないか。友を裏切ってはいないか。眼が濁ってはいないか。自分に、そう問いかけられよ」〔…〕

差しあげよう、馬駿白殿。しかし男は、自分を映す鏡を、心の中に持つべきだ。それを持てたと思った時は、心を寄せた女性にでも贈るがいい」

◆三国志(13の巻)|北方謙三|角川春樹事務所|ISBN9784894569782200206月|文庫

《キャッチ・コピー》

壮大な叙事詩の幕が厳かに降りる。北方「三国志」堂々の完結。

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