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2009.12.14

北方謙三◆三国志(3の巻)

Kitakatasan03

「赤兎馬が傷を負った。それを治すために、鎧を射て成玄固を呼んだ。そういうことになるな、劉備殿」

「確かに」

「私を射ることができたのに?」

「呂布というのは、不思議な男です」

「私の命が、赤兎馬より下ということか。両軍の前で、呂布はそれを示したのか」

「あまり、お怒りになられますな、曹操殿。呂布は、われらに測り難いなにかを持っているのでしょう」

「怒ってはおらぬ。ただ、驚いた。あんな男がいるということにな」

「あの台は、危険でございますな。まさか、四百歩の距離に矢が届くとは」〔…〕

「呂布のやつ、なにを考えているのだ。曹操を射殺せたものを」

劉備の幕舎で、張飛が吐き捨てるように言った。

◆三国志(3の巻)|北方謙三|角川春樹事務所|ISBN9784894568815200108月|文庫

《キャッチ・コピー》

戦乱を駆けぬける男たちの生き様を描く、北方三国志第三巻。

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