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2009.12.15

北方謙三◆三国志(4の巻)

200912kitakatasan04

甘い男だ。孫策はそう自嘲した。曹操や袁紹と覇を競おうと考えていたにしては、自分は甘すぎた。

戦場で闘うのだけが、戦ではなかったのだ。曹操が刺客を仕立てたのなら、闘いとはなんなのか、自分より何倍も知っていたということだ。〔…〕

眼が醒めた。

いやな気分だった。躰の中のどこかが破れている。いまも、破れ続けている。どうにもならなかった。

死ぬのだ、ということが、ずっと前からわかっていたような気がした。もっと、長く生きたかったのか。戦で死んでいて、まったくおかしくなかった。それなら、結構な長生きをしたということではないのか。

◆三国志(4の巻)|北方謙三|角川春樹事務所|ISBN9784894568877200109月|文庫

《キャッチ・コピー》

戦国の両雄が激突する官渡の戦いを描く、北方「三国志」待望の第四巻。

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