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2010.02.23

寺内大吉/永井路子●史脈瑞應 ――「近代説話」からの遍路

20100223terauchinagaisimyaku

寺内 天皇というのは、日本に農業ができてお米を多量に収穫量を高める農業技術、その農業技術をこの国にもたらしたのじゃないかと思います。

だからやっぱり、私は農業改革家だろうというふうに思っています。

日本はご承知のように各地に豪族がひしめいていて、つねに争いをしていた。だから今までのどろどろした国土を豊葦原の瑞穂の国に作りかえた。この農業技術者、これを盟主に仰げばどこからも文句が出ない。

こういうところから古代天皇制というものがつくられ、それがずっと続いてきたのじゃないかと考えます

永井 稲の取り入れとか田植えとか、そういうことが天皇さんの儀式に深く結びついてはおりますね。

――6章 寺内大吉の仏教文学(対談)

●史脈瑞應 ――「近代説話」からの遍路|寺内大吉/永井路子|大正大学出版会|ISBN9784924297272200409月|評=○

<キャッチコピー>

「近代説話」同人である直木賞作家が仏教文学の真髄を語り合う。

<memo>

丸谷才一の本書からの引用が面白かったので、図書館で探してきた。寺内83歳、永井79歳が語る。それぞれの生い立ち、文学軌跡、仏教文学。寺内には、「慟哭の明治仏教」「化城の昭和史」という小説があるらしい。ぜひ読んでみたい。

丸谷才一●人形のBWH

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