出久根達郎●夢は書物にあり
日記の隅に、読み終わった本の名と著者名を、書き留めることをお勧めします。 本の感想を記す必要はありません。読後感想文というのは何度か書いているうちに、誰かに強いられているように感じて、苦になるものです。長続きしません。 書名と著者名だけ、一行でよい。読んだ本の内容は、いつか忘れるものです。本の名も、そうです。のちになって何かの折に日記を読み返した時(必ずあります)、書名と著者名を見れば、その本を読んだ時の状況や、本が面白かったこと、あるいは、つまらなかったことなどを、ありありと思いだすはず。 読後感を記すのを止めるわけではありませんが、これはあとで読み返すと、大抵いやになるのです。自分の幼さが目立ってしまう。 昔の日記に、本の名が出てくると、なつかしいものですよ。 ――「日記に本を」 |
●夢は書物にあり|出久根達郎|平凡社|ISBN:9784582834420|2009年06月|評=○
<キャッチコピー>
本を読むと、いいことがありますか? ありますとも。「まず、人相が良くなる」 エー?「次に、他人を幸福にする」 ホー!「それから、恋が生まれる」 ホント? ウソだと思うなら、この本を読んでごらんなさい。
<memo>
そろそろ1日1冊という“悪習”をやめようと思う。
| 固定リンク
コメント